お盆休み ヘルパーさんと初めてのお出かけ

お盆休みはいかがお過ごしでしたか?

 

ヘルパーステイションきらきら蛙では、お盆の期間中、皆様から支援のご依頼がありボーリング、水族館、映画、カラオケ、盛りだくさんで余暇支援を行うことができました。

 

その中で、映画館にお連れし、サポートさせていただいた話をさせてください。ヘルパーステーションに電話がありました。「映画館の支援をしてほしい。」とのことでした。私たちにとっては、映画館なんてよく行く場所、という人も多いかもしれません。ですが、このM君にとっては映画館にいくということは、一大決心なのです。自閉症の彼は、初めてのことにはとても不安で、普段も、決められた時間に来るバスにしか乗れません。きらきら蛙が初めて支援させていただいた頃は、雲一つない晴れた日しかバスに乗れず、なかなか毎日スムーズに作業所に行けなかったM君。大好きなアニメの絵をみたり、ヘルパーの声掛けなどによるサポートで今、現在では、休むことなくスムーズに、作業所へ向かわれます。

 

今回、お母様による「ヘルパーさんと映画でもみてきたら?」という一言で、彼は、映画館に行くことを決意されたそうです。支援当日、やはりいつもと違う場所に、お出かけする不安から、手をぶんぶん動かし、バス停で「やはり、やめます、行けません」とおっしゃられ、お母様にご自分でお電話されていました。お母様に、電話で勇気づけられ、行くことに決めたM君。それからも、「いきます」「やっぱり、行けません」と何度もご自分と葛藤をされて、なんとか、バスを乗り継ぎ、名古屋駅まで到着し、映画を見ることができました。「ヘルパーさんと映画を見に行こう」という彼の勇気に、こちらも、とても嬉しい出来事だったのでご報告させていただきました。